映画「秘密」
秘密について
秘密は、文藝春秋より1998年9月に刊行された、東野圭吾さんの小説になります。
また、長らく大きなヒットに恵まれていなかった、東野圭吾さんがブレイクすることとなった出世作にもなります。
1999年、滝田洋二郎監督、広末涼子主演によって、映画化されました。
映画の内容は、ミステリータッチの甘く切ないラブ・ストーリーに仕上がっています。
また、映画で使われている主題歌は、竹内まりやさんが作詞・作曲した「天使のため息」になります。
あらすじ
愛する妻と娘に囲まれ満ち足りた生活を送る杉田平介(小林薫)
だがある日、 妻・直子(岸本加世子)と娘・藻奈美(広末涼子)が乗ったスキーバスが崖から転落する。
二人は病院に運ばれるが、まもなく妻の直子は息を引き取る。
娘の藻奈美は、なんとか一命を取りとめたものの、意識が戻った彼女は、自分は妻の直子だと告白する。
やがて平介もそれを信じ、直子は人前では17歳の藻奈美として振舞い、二度目の青春を謳歌することになるが…
映画の内容や感想など
私がこの作品を見た当初は、映画「転校生」のように、人と人が入れ替わってしまう。
そんな映画なのかなと思いながら見ていました。いわゆるストーリーとしては、ありがちな展開なのかなと。
しかし、最後の藻奈美の結婚シーンで、平介は藻奈美ではなく直子だと確信します。
直子は、平介のために演技をしていて、藻奈美になったと嘘を付いていました。
ただ、平介はそのことに気付いていても、藻奈美に伝えることなく結婚式を迎えます。
そのお互いに相手を思いやる気持ちが、感極まるというか泣けるシーンになると思います。
最後に
秘密については、この映画のあとにドラマ化されたり、フランスでリメイクされ映画化されています。
それだけ人気がある作品で、好きな人には忘れられない映画になると思います。
ただし、内容的に不謹慎なシーンがあるので、人によってはあり得ないとか、気持ちが悪いと評価する人もいます。
また、自分を殺した相手の子供と結婚するのはおかしいとか、最後の藻奈美の体は直子だったというオチが酷いとか…
とにかく、賛否両論あるようですが、個人的に私は良い作品だと思います。
そして、映画ってどこかしら不完全なもであって、万人が納得するような映画は、皆無だと思います。
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